2012年5月6日日曜日

Original Goetheの詞による『Heidenroslein(野ばら)』 (instrumental)


Original

Goetheの詞による
Heidenroslein(野ばら)
(instrumental)




野ばら

 この映像の『薔薇園』は、最初が大阪の茨木市の若園公園にあつて、二〇一〇年五月十三日()に行きました。
 次が伊丹市にある荒巻薔薇公園で、五月二十一日()に出かけたものです。
 どちらも薔薇では有名な所ださうです。


 『野ばら』は、作家で詩人、科學者で政治家でもあつたゲエテ(Johann Wolhgang Von Goethe1749-1832)が、二十二歳の時に書いた作品で、多くの作曲家がこの詩に曲をつけました。
 中でも、ウエルナアとシユウベルト(Franz Peter Schubert1797-1828)の二人の曲が有名で、ウエルナアに就いては手元の資料では詳細が不明でした。
 

 シユウベルトの曲は、モオツアルトの『魔笛』中の一曲とよく似てゐて、聞き比べて見るのも一興かと思はれますが、

 『童は見たり』

 で始まる日本語の譯詞は、近藤朔風氏のもので人口に膾炙(くわいしや)してゐて、著作權の問題があるかと思はれますから、掲載は控へておきます。

 この曲の最後は、もう少しリタルランド(ritardando)すれば良かつたかも?

この拙い私の作品を加へて、三大『野ばら』と呼ばれたいものです。
 無理か?!
 ツて、お前は桃井かおり?






§


Schubert 
Heidenroslein(野ばら)
Goethe ARAMAKI rose garden



§

Mozart

Konnte jeder brave Man
(立派な男が誰も皆)
 歌劇『魔笛』より 


この曲はSchubert の『Heidenroslein(野ばら)』に似てゐる事で有名な曲として紹介します。


§

Werner

『Heidenroslein(野ばら)』
ARAMAKI・WAKAZONOrose garden



§

Mozart

 『Piano sonata』 K.331 
1st.MOV. 
Variation with Strings.



この曲はWernerの『Heidenroslein(野ばら)』に似てゐる事で有名な曲として紹介します。



§

Saint-Saens

With Bottle
Introduction et Rondo Capriccioso
薔薇園


これは『Heidenroslein(野ばら)』の曲とは關係ありませんが、『荒巻薔薇園』と『若園薔薇園』での同じ映像を使用してゐて、自分ながら出來がよかつたので紹介することにした。

この有名な曲は、貝多芬(ベエトオヴエン・1770-1827)の『エリイゼの爲に』のやうな誰にでも親しめる標題的な題名(タイトル)だつたら、もつと多くの人に聞かれただらうにと思はれる方が多いかも知れない。
 けれども、この曲は題名を見ただけでどういふ構成になつてゐるか、音樂好きな人なら直ぐに解るやうになつてゐる。
 所謂、「輪舞(ロンド)形式」は「ABACADAEA」といふ形式で作曲されるもので、それは『エリイゼの爲に』も同じ形式であるが、純音樂的な鑑賞が氣に入つてゐるので、どちらもさういふ風に分析的に聞いてしまふ。
 綺想曲(カプリチオオソ)とは「氣まぐれ」といふ意味で、嚴格な「輪舞(ロンド)形式」ではなく、極めて自由度の廣い音樂として作曲されてゐる。
 曲は官能的な序奏から、情熱的な輪舞(ロンド)の主題と、それを取り圍むやうなクプレ (Couplet)或いはエピソオド(Episode)によつて構成されてゐるこの曲は、サン=サアンス(C.Saint-Saens1835-1921)が二十八歳の時の作品で,當時十九歳のサラサアテ(Sarasate1844-1908)に捧げられてゐる。
 原曲はヴアイオリン(Violin)の爲の協奏曲なんですが、YAMAHA QY100の「Violin」の音源に不滿がありましたので、『ケエナ(Quena)』風の音で作つて見ました。
 映像は これまでの使ひ廻しで面白くありませんが、音樂的には近頃にない會心の出來だと滿足してゐます。
 自作(original)の裝飾的獨奏(cadenza)を輕くつけてみました。










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